時をかける少女、というか、駆けっ娘!

 機会をつくって、是非、見てきてください。

 感想は一緒に行ったid:genesis:20060724で尽くされていますので、簡単に。
 近年合格点に達している作品が少ない中では健闘しているように思われます。ただし、『時をかける少女』としてはどうかしら。『時かけ next generation』ですので、事前情報なしに見に行った私などは、いつになったらラベンダーが登場するのかしらなどと思っているうちに時をかけちゃったりして、何となく入り込めない気分になってしまいました。前作のヒロインは「魔女おばさん」として登場しますけれども。
 おそらく、原作の(あるいは原田知世の)内容を知っている人には「魔女おばさん」の研究室の片隅に置かれた写真のクロースアップから、そういった第一世代のエピソードを重ね合わせてみることもあるのでしょうね。そして新しい観客にはその深さだけが「タイムリープって、そんなに珍しいものじゃないから」というセリフで暗示されるというつくりになっているのでしょう。
 ちなみに、物語の基本的枠組は『リプレイ』です。

リプレイ (新潮文庫)

リプレイ (新潮文庫)