姑獲鳥の夏から

憑霊信仰論 妖怪研究への試み (講談社学術文庫)

憑霊信仰論 妖怪研究への試み (講談社学術文庫)

 第二論文「説明体系としての「憑きもの」」が京極堂のモトネタだったのを思い出した。読み返してみると、第六論文「山姥をめぐって」と第八論文「器物の妖怪」という、二つの妖怪研究が収められていた。特に第六論文は神、鬼、人の三角形を基軸として妖怪という概念を導き出している。この観点から妖怪大戦争を見るとどうなるのだろうか。うふふ、楽しみ。