「おたく」のセクシュアリティについて

博士の奇妙な思春期

博士の奇妙な思春期

第2章「『おたく』のセクシュアリティについて」は、おたく論というよりやおい論としてきわめて重要でしょう。中島梓榎本ナリコ野火ノビタ)のやおい論を欲望の非対称性から整理しています。この後、様々な事例に言及があるのですが、この議論の切れを味わうには、フロイトラカンを理解する必要があるでしょう。口当たりは甘いが、結構深い。やっぱりラカンか(このオチかい)。